『鉄血のオルフェンズ』のスピンオフ作品として制作されている『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント』。アプリで楽しむことができる作品として、長井龍雪監督をはじめメインスタッフが再集結し鋭意制作中です。
リレーインタビュー第5回は、キャラクターデザイン原案の伊藤悠さん。
テレビシリーズのキャラクターデザイン原案にも携わってきた伊藤さんが、アプリで展開される新作『ウルズハント』のキャラクターにどのように向き合ったのかを伺いました。

伊藤さんにとって、『ガンダム』シリーズにはどのような思い入れがありますか?
現実的な設定や詩的なのに切実な言葉や、だれもがそれぞれの思いや大事な人や人生があって、なのにバンバン死んじゃうキャラ達や、すべてがなんというか贅沢で古くならないなと思って観ています。
『鉄血のオルフェンズ』シリーズのスピンオフ作品として『ウルズハント』の制作がスタートしました。伊藤さんがはじめて作品について聞いたときの感想をお聞かせください。
あの世界が生きてることを知ったような気持ちでうれしかったです。
『ウルズハント』は、スマートフォンアプリのメインコンテンツとして配信されます。ゲーム要素も含めたこのコンテンツそのものに対してはどのような感想・印象をお持ちですか?
ゲーム下手なんですが...気になってたほかの悪魔名前のフレームや歴史が紐解かれるかも、という噂なのでやる...やるしかない...ゲーム下手な人の救済策ありますか?
キャラクターデザイン原案を『オルフェンズ』テレビシリーズと同様に、手がけられています。『ウルズハント』のキャラをデザインする上でのコンセプトなどはありましたでしょうか?
いただいた発注では、テレビシリーズとはキャラ達の雰囲気を変えていく方針かなと感じました。同じ世界で文化圏が違うという印象です。
主人公のウィスタリオ・アファムですが、彼の性格や設定を、どのようにデザインに活かそうとしたのでしょうか?
ウィスタリオは『オルフェンズ』テレビシリーズの主人公・三日月とは全く違う生い立ちと性格です。髪や表情で軽やかさを、脚や腕のかたちが出てしなやかそうなシルエットにしたいと考えました。
ウィスタリオの世話役としてデムナーが、さらにウルズハントの水先案内人としてコルナルが登場します。彼らのデザインについては、どのようなテーマ・特徴を持って進められたのでしょうか?
デムナーとコルナルには、中国史のなかでもエスニックな感じがある元(げん)や清(しん)のような雰囲気をちょっぴり入れています。
上記3人以外に、レンジーとシクラーゼのデザインも公開されています。この5名の中で、一番デザインに悩んだキャラは誰ですか? またその理由を教えてください。
最初期のウィスタリオは、性格などもまだ未知だったので難しかったです。でもやはり三日月を基本において、縮小再生産のようになって主人公として負けたりしないように気をつけつつ、そして同じ時間を生きている二人なので、もしも出会って並んだらまるで友だちやライバルのようにしっくりくるようにしたいと思いました。
『オルフェンズ』という作品世界が現在も続いて、多くのファンが『ウルズハント』を楽しみにしている現状をどのように捉えていますか?
あらたな顔を見せるあの世界をファンのみなさんとまた共有できてうれしいです。キャラの外見以外は私もリリースまで全くわかりませんし、みなさんとご一緒に楽しみにしていこうと思います。
『ウルズハント』の主人公機としてガンダム・端白星が公開されていますが、デザインを見ての感想などをお聞かせください。
オルフェンズMSに出てくる漢字名前かっこいいですよね。今回まず端白星ときたよ...いい...と思いました。ツノと腰から伸びてるV字ぽいとこかっこいいし青ペイント部分がない...?これは作中での形態変化が劇的になりそう?な気がします。どうかな...?
漫画家人生の中において、『ウルズハント』を含む『オルフェンズ』のデザインの仕事を、伊藤さんはどのように捉えていらっしゃいますか?
自分ひとりの漫画だと思いも寄らないような、幅広いキャラクターを考える機会をもらえたこと、しかも原案したキャラクターが絵と声と動きとお話によって、予想もできない魅力を持つのを見てしまったことはすごい幸運だったと思います。キャラが生まれるのは絵やデザインの一点じゃなくて立体的なことなのだと実感しました。
アプリ、そして『ウルズハント』に期待することを教えてください。
ゲーム下手でもお話が見たいです!でも作業っぽいのじゃないのがいいです!バランス調整きっと難しいものなのかも知れませんがよろしくお願いします!